2021/12/16
現地時間2021年12月14日に終了したNFTソング・オークションで、故ホイットニー・ヒューストンが17歳の時に録音した初期のデモ音源が、同オークションでの史上最高額となる99万9,999ドル(約1億1,400万円)で落札されたことがわかった。
クインシー・ジョーンズが支援するグリーン・ミュージックNFTプラットフォームのOneOfは、今回の未発表のデモ音源がマイアミ・アート・ウィーク期間中の2日間にわたって開催されたアート、音楽、NFT体験のオークションに出品されることを12月初めに発表していた。落札者は、OneOf Vaultでこの音源に個人的にアクセスできるだけでなく、17歳の天才アーティストで写真家のダイアナ・シンクレアが手掛けたデジタル・アートワークとビデオも手にすることができる。
ホイットニーのNFTコレクションのページに掲載された動画で、ダイアナは「彼女(ホイットニー)の音楽や家族とコラボレーションができたことで、ミュージック・ビデオの中の彼女の見方が本当に変わりました。彼女という人間をより身近に感じられるようになりました。私の作品に込めたメッセージも、とても似ています」と述べた。また、ホイットニーが側近として黒人女性を起用したように、ダイアナは自身の作品の周囲に黒人女性がいることの重要性を強調した。「このような形で、彼女の声と一緒に仕事をすることで、私はその時代と彼女と本当に繋がることができました。これは私にとって初めての経験です」と続けた。
ホイットニーのOneOf NFTコレクションは、アイテムごとにクラスが分かれている。ゴールドとプラチナ・クラスには、若かりし頃の彼女の生活とキャリアを捉えた貴重なアーカイブ写真に、スクラップブックのようなカラフルで鮮やかなアニメーションが施された作品が含まれる。ダイアモンド・クラスは、ホイットニーのディスコグラフィーからインスピレーションを受けたダイアナのビデオ・アートワーク、「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」と「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のミュージック・ビデオが含まれる。ゴールドとダイヤモンドはすでに完売し、プラチナのみ現在も購入可能だ。
110万ドル(約1億2,600万円)以上の販売額を記録した本コレクションの売上は、若者にインスピレーションを与え、自信を持たせ、その成功のための機会を作り出す活動を推進する非営利団体のホイットニー・E・ヒューストン財団に寄付される。
ホイットニーの遺産執行人であるパット・ヒューストンは、声明で「ホイットニーの遺産と彼女の素晴らしい音楽が、この時代の斬新な新テクノロジーに広がっていくことに興奮しています」と述べた。「17歳のダイアナ・シンクレアと提携し、ホイットニーの音楽の芸術性が新しい世代に影響を与えるのを見るのは喜びでした」と続けた。
NFTの公式サイトにあるビデオによると、ホイットニーの死から9年後となる2021年にようやく世に出ることになったNFTは、「クリエイティブなレジェンドの起源を象徴する」ものだそうだ。OneOfの共同設立者であるジョシュア・ジェームズは、「ホイットニーは時代を象徴する存在です。彼女がアーティストとして旅立った時代からこの歴史的な曲をリリースできることは、これ以上ない喜びです」と続けた。
The Whitney Houston OneOf One NFT, a never-before-heard demo track from Houston at age 17, SOLD for $999,999! Thank you to all who made this incredible moment in music and NFT history possible! @dianaesinclair #BeOneOf #whitneyhouston #NFTnews #WomeninNFTs pic.twitter.com/cmdSuyfOBH
— OneOf (@OneOfNFT) December 15, 2021
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